コスメニスト

化粧品研究員に教わった知識をベースにコスメ解説しています。

 本サイトはプロモーションが含まれています

シャンプーの選び方


①洗浄成分による分類

 ①-1.硫酸(サルフェート)系シャンプー

洗浄力が高くて安価だが、皮脂を落としすぎる。

代表成分:~硫酸Na

 ①-2.アミノ酸系シャンプー

髪や頭皮にやさしいが、洗浄力はやや劣り価格は高い。

代表成分:~アンホ酢酸Na、~アラニンNa、~グリシンNa、~グルタミンNa、~タウリンNa、~サルコシンNa、~ベタイン

 ①-3.石鹸系シャンプー

アレルギーが極めて少なく、環境にやさしいが、アルカリ性のため皮脂を落としすぎ、髪がきしむ。

代表成分:~石ケン素地 ※~石けん素地と記載されていないケースもあります。

 

②法規による分類

 ②-1.化粧品

一般的に目にする商品のほとんどは化粧品と思って大丈夫です。

 ②-2.医薬部外品

いわゆる薬用シャンプー。パッケージに医薬部外品の表記があります。有効成分が国に認められた濃度配合されています。

有効成分:イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、トリクロロカルバニリド、ピリチオン亜鉛(配合目的:殺菌) グリチルリチン酸ジカリウム(配合目的:抗炎症) 酢酸DL-α-トコフェロール(配合目的:血行促進)

 

③皮膚テストによる分類

 ③-1.パッチテスト済みシャンプー

 製品(シャンプー)の皮膚に対する刺激性を評価し、刺激性が無し又は緩和なもの。

 ③-2.アレルギーテスト済みシャンプー

製品(シャンプー)の皮膚に対するアレルギー性を評価し、アレルギー性が無し又は緩和なもの。※パッチテストを数週間で複数回行い、休止期間後再度パッチテストを行う試験で、パッチテストの上位互換。

 ③-3.スティンギングテスト済みシャンプー

スティンギング(痛み、かゆみ、ほてり、ひりつき等)を評価し、刺激性が無し又は緩和なもの。

 

④その他分類

 ④-1.ノンシリコーンシャンプー

洗いあがりが軽い仕上がりになり、シャンプー後のコンディショナーの乗りが良くなる。

 ④-2.シリコーン配合シャンプー

洗いあがりは元よりドライ後も、髪をしっとりサラサラに維持できます。

代表成分:~メチコン、~シロキサン

 

~まとめ~

敏感肌の方向け

①-2.アミノ酸系シャンプーかつ ③-2.アレルギーテスト済みの記載があるシャンプーをおすすめします。

頭皮がオイリーな方向け

①-1.硫酸(サルフェート)系シャンプーかつ③-1.パッチテスト済みの記載があるシャンプーをおすすめします。

髪の絡まり、ごわつきが気になる方

④-2.シリコーンが配合された①-2.アミノ酸系シャンプーをおすすめします。

コンディショナーを使用するのであれば④-1.ノンシリコーンでも問題ありません。

※どうしても、シャンプー単体(コンディショナーを併用すれば別)だとシリコーン有りの方がシリコーン無しより髪はサラサラになります。

 

ではまた。